POLICY 設計8ヶ条

POLICY01 居間は広場に
なりますか。

映画で目にした「スペイン広場」。腰かけてアイスをほおばり会話をし、自然の光に包まれながら肩を寄せ合う。たくさんの“交流”が生まれる場。そんな、広場としての居間づくりを目指しています。家族が居間や階段で集い、触れ合う風景。それは深く記憶に残るものとなるでしょう。

POLICY02 アプローチのとれる
配慮。

道路からちょっと離れたところに、玄関がある。そんなイメージが、そこに住まう人を落ち着かせる。建物の内と外を繋ぐ部分には、緩衝帯があればゆとりを生むでしょう。だからこそアプローチは長めに、ポーチの庇は深く、がちょうどいい。路地のようなサービスヤード、土足で歩ける土間は、暮らしに豊かさをもたらします。

POLICY03 ゴミの集積所が
ありますか。

忘れられがちなゴミたちの居場所。ゴミにも収納は必須です。生ゴミ・資源ゴミ・不燃ゴミ、そして捨てるかためらう長居しそうなゴミたち。
位置は、勝手口あたりがいい。少し、広めにとれるといい。それがないと、ゴミがまんべんなく室内に存在してしまう。ゴミの居場所は大切です。

POLICY04 回れる動線が楽しい。

そのスペースに「行って帰る」の繰り返しはちょっとストレス。回遊魚のように回れるつくりはスムーズで楽しい。作業効率が良くなるし、来客中の隠密行動だって可能。出入り口が2つあれば、わくわくも2倍です。行き止まりのない広さは、生活をちょっと楽しくしてくれるでしょう。

POLICY05 家族の気配、
感じられますか。

全館冷暖房がもたらした住まいのワンルーム化。
それにより、家族がお互いの気配を感じ取れる、開放的な空間が生まれます。一人ひとりが孤立しない、家族としての“心”をつくりましょう。

POLICY06 とっておきの場は
ありますか。

ここにいれば、心が満たされる。そんな言葉をいただけるような場所をつくれているか。
父親だけの場所、エステ気分でスキンケアができるスペース、私だけの趣味の場所…一人ひとりのオリジナルの意見を汲んで、ご納得のいくスペースを創り出します。

POLICY07 できるだけ機械なしで。

夏場、建物の北側と南側の外気温差は7~8度あるそう。さらに、夏と冬の太陽高度差は50度も。
この自然の仕組みを活かして、省エネルギーの仕掛けをつくる。温暖化が進む今だからこその工夫です。
冷暖房といった機械は、「最後の保険」だと思っています。

POLICY08 庭を暮らしに
活かしてますか。

せっかくの戸建て住宅です。土地を十分に活用した敷地計画を。屋内からも、庭を感じられる場所はあった方がいい。大地と緑が季節の変化を教えてくれます。そんな瞬間が、感受性をも育ててくれるでしょう。